OM Wiki

Technical Artist Wiki

ユーザ用ツール

サイト用ツール


microsoft:office:excel:vba:select_cells

Excel VBAでセルを指定する方法

このページでは、Excel VBAでセルを指定する方法をまとめる。

Excel VBAでセルを指定方法一覧

参照結果指定例
単一セルの指定Range(“A1”)
単一セルの指定。例では、シートの1列目、1行目のセル、すなわちA1セルを指定する。Cells(1,1)
複数セルの指定Range(“A1:C2”)<br />Range(Cells(1,1),Cells(2,3))
セル範囲Range(“A1:C2”)
列全体Range(“A:C”)<br />Calumns(“A:C”)
行全体Range(“1:3”)<br />Rows(“1:3”)
現在選択中のセルActiveCell
現在の選択されているセル範囲Selection
領域の上端セルEnd(xlUp)
領域の下端セルEnd(xlDown)
領域の右端セルEnd(xlToRight)
領域の左端セルEnd(xlToLeft)

Excel VBAでセルを指定するには2つの方法がある。

  • Rangeオブジェクトを使用する
  • WorksheetsオブジェクトのCellsプロパティを使用する

Rangeオブジェクトでセルを指定する方法

Rangeオブジェクトというセル範囲を扱うオブジェクトでセル、行・列を指定できる。

Ramgeオブジェクトで単体セルを選択する

Sub sample()
    Dim rng As Range 'オブジェクト変数をレンジ型で宣言する。
    Set rng = Sheet1.Range("C1") 'オブジェクト変数にSheet1のC1セルを代入する。
    rng.Select 'C1セルを選択する。
End Sub

Rangeオブジェクトで指定セル範囲を選択する

Sub sample()
    Dim rng As Range 'オブジェクト変数をレンジ型で宣言する。
    Set rng = Sheet1.Range("A1", "C1") 'オブジェクト変数にSheet1のA1~C1セル範囲を代入する。
    rng.Select 'A1~C1セル範囲を選択する。
End Sub

WorksheetsオブジェクトのCellsプロパティを使用してセルを指定する方法

Cellsプロパティ内で行番号と列番号を指定することでRangeオブジェクトを取得できる。

Cellsプロパティで単体セルを選択する方法

Sub sample()
    Dim rng As Range 'オブジェクト変数をレンジ型で宣言する。
    Set rng = Sheet1.Cells(3, 2) 'オブジェクト変数にSheet1の3行目、2列目のセル(B3セル)を代入する。
    rng.Select 'B3セルを選択する。
End Sub

CellsプロパティとFor Next文を組み合わせる

CellsプロパティとFor Next文を組み合わせて、繰り返しセルを選択することができる。

コマンド

Sub sample()
    Dim i As Long ' For Next文のカウント用の変数をロング型で宣言する。
    
    For i = 1 To 10
        Dim rng As Range 'オブジェクト変数をレンジ型で宣言する。
        Set rng = Sheet1.Cells(i, 1) 'オブジェクト変数にSheet1の指定セルを代入する。
        Debug.Print rng.Address 'イミディエイトウィンドウに指定セルのアドレスを出力する。
    Next i
End Sub

出力結果

$A$1
$A$1
$A$2
$A$3
$A$4
$A$5
$A$6
$A$7
$A$8
$A$9
$A$10
microsoft/office/excel/vba/select_cells.txt · 最終更新: 2021/05/03 19:07 by ochiaimitsuo

Donate Powered by PHP Valid HTML5 Valid CSS Driven by DokuWiki