autodesk:3ds_max
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autodesk:3ds_max [2018/03/07 20:38] – ↷ 移動操作に合わせてリンクを書き換えました。 ochiaimitsuo | autodesk:3ds_max [2021/05/03 19:04] – ↷ 移動操作に合わせてリンクを書き換えました。 ochiaimitsuo | ||
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====== Autodesk 3ds Max ====== | ====== Autodesk 3ds Max ====== | ||
- | <div center round info 60%> | + | このページでは、[[autodesk: |
- | このページでは、[[Autodesk]] 3dsMaxについての情報を掲載します。 | + | |
- | </ | + | |
===== ヘルプ ===== | ===== ヘルプ ===== | ||
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===== MAXScript ===== | ===== MAXScript ===== | ||
- | MAXScriptは、3ds Maxに実装されているスクリプト言語です。 | + | MAXScriptは、3ds Maxに実装されているスクリプト言語です。3ds Maxの機能拡張、作業の効率化、自動化をする事ができます。 |
- | ==== ファイル拡張子 ==== | + | ==== MAXScript |
MAXScriptのファイル拡張子は、msとmseがあります。msはテキストデータとして保存し、mseは暗号化した状態でスクリプトデータを保存します。 | MAXScriptのファイル拡張子は、msとmseがあります。msはテキストデータとして保存し、mseは暗号化した状態でスクリプトデータを保存します。 | ||
==== テクニック ==== | ==== テクニック ==== | ||
- [[autodesk: | - [[autodesk: | ||
- | - [[autodesk:autodesk_3ds_max: | + | - [[autodesk:3ds_max: |
==== MAXScript キー操作 ==== | ==== MAXScript キー操作 ==== | ||
^キー操作 | ^キー操作 | ||
- | |<key>F11</ | + | |F11| MAXScript リスナーを起動する| |
- | |<key>Ctrl + D</ | + | |Ctrl + D| Clear All| |
- | |<key>Shift + Enter</ | + | |Shift + Enter or Enter (テンキー) | 選択範囲中のコードを実行する。| |
- | |<key>Ctrl + E</ | + | |Ctrl + E| スクリプトファイル内すべてのコードを実行する。 | |
+ | |||
+ | ==== パラメータの検索 ==== | ||
+ | * classof: クラスを返す。 | ||
+ | * superclassof: | ||
行 36: | 行 39: | ||
オブジェクトのパラメータを検索する方法は2つあります。 | オブジェクトのパラメータを検索する方法は2つあります。 | ||
- | * showclass() | + | * showclass(): ワイルドカードで指定することで関連するクラス、プロパティ名を検索することができます。showclass " |
- | * showProperties() | + | * showProperties(): 指定オブジェクトのプロパティを返す。 |
- | ワイルドカードで指定することで関連するクラス、プロパティ名を検索することができます。 | ||
- | showclass " | ||
==== MAXScriptのオブジェクト ==== | ==== MAXScriptのオブジェクト ==== | ||
^オブジェクト名 ^ 内容 ^備考 ^ | ^オブジェクト名 ^ 内容 ^備考 ^ | ||
- | |$|現在選択している1つのオブジェクトを返します。|| | + | |$|現在選択している1つのオブジェクトを返します。| | |
- | |selection|現在選択している1つ以上(1つ、または複数)のオブジェクトを返します。|| | + | |selection|現在選択している1つ以上(1つ、または複数)のオブジェクトを返します。| | |
- | |rollout||MAXScriptでパネルを公開する際に使用する。| | + | |rollout|MAXScriptでパネルを公開する際に使用する。| | |
==== MAXScriptによるオブジェクトの修正 ==== | ==== MAXScriptによるオブジェクトの修正 ==== | ||
行 58: | 行 60: | ||
|height|オブジェクトの高さプロパティ。|'' | |height|オブジェクトの高さプロパティ。|'' | ||
|length|オブジェクトの長さプロパティ。|'' | |length|オブジェクトの長さプロパティ。|'' | ||
- | |pos|オブジェクトの位置プロパティ。指定座標に移動する。|'' | + | |pos|オブジェクトの位置プロパティ。指定座標に配置する。|'' |
+ | |rotation.x|オブジェクトのX軸回転のプロパティ。|'' | ||
|scale|オブジェクトのスケール(サイズ)プロパティ。|'' | |scale|オブジェクトのスケール(サイズ)プロパティ。|'' | ||
|lengthsegs|オブジェクトの長さ方向セグメント数のパラメータ。|'' | |lengthsegs|オブジェクトの長さ方向セグメント数のパラメータ。|'' | ||
行 64: | 行 67: | ||
|heightsegs|オブジェクトの高さセグメント数のパラメータ。|'' | |heightsegs|オブジェクトの高さセグメント数のパラメータ。|'' | ||
|mapCoords|オブジェクトの「マッピング座標を生成」パラメータ。|'' | |mapCoords|オブジェクトの「マッピング座標を生成」パラメータ。|'' | ||
+ | |material|オブジェクトに割り当てられているマテリアルを返す。マテリアルの割り当てがない場合は、undefinedを返す。|'' | ||
+ | |xray|オブジェクトをXrayモードにする。|'' | ||
==== MAXScriptによるオブジェクトの操作 ==== | ==== MAXScriptによるオブジェクトの操作 ==== | ||
- | オブジェクトの作成後にオブジェクトの移動、スケール、回転を操作することを標準変換といいます。 | + | オブジェクトの作成後にオブジェクトの移動、スケール、回転を操作することを標準変換といいます。連続で実行すると加算されていきます。 |
^ 標準変換 | ^ 標準変換 | ||
行 72: | 行 77: | ||
|スケール変換| オブジェクトを指定した量だけスケーリングする。|'' | |スケール変換| オブジェクトを指定した量だけスケーリングする。|'' | ||
|回転変換(オイラー角度)| オブジェクトを回転オブジェクトで定義した分、回転させる。\\ 回転変換は、回転オブジェクトを定義してからオブジェクトに適応します。|'' | |回転変換(オイラー角度)| オブジェクトを回転オブジェクトで定義した分、回転させる。\\ 回転変換は、回転オブジェクトを定義してからオブジェクトに適応します。|'' | ||
+ | |||
+ | その他の操作は下記のコードで実行できる。 | ||
+ | objectsの箇所には、ワイルドカード「*」も使用できる。また、オブジェクト名に続けて「/ | ||
+ | |||
+ | ^ 操作^ コード^ | ||
+ | |オブジェクトを選択する|select objects| | ||
+ | |オブジェクト削除する|delete objects| | ||
+ | |オブジェクトを表示にする|unhide objects| | ||
+ | |オブジェクトを非表示にする|hide objects| | ||
+ | |||
+ | |||
+ | |||
+ | ==== MAXScriptの配列==== | ||
+ | MAXScriptで配列を定義するには下記の様に記述します。 | ||
+ | myarray=# | ||
+ | |||
+ | ()内に配列についかしたいオブジェクト名を記載します。 | ||
+ | 配列に追加する場合は、appendを使用します。 | ||
+ | append myarray obj3 | ||
+ | |||
+ | 配列内にオブジェクトが含まれるか判定するには、appendifuniqueを使用します。 | ||
+ | 配列内に含まれていればfalse, | ||
+ | appendifunique myarray obj1 | ||
+ | |||
+ | |||
+ | ==== MAXScriptの関数 ==== | ||
+ | fnで定義する。 | ||
+ | |||
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+ | ===== 3ds Maxのエラー ===== | ||
+ | |||
+ | ==== 無効なフライアウト ボタン ID! ==== | ||
+ | {{autodesk: | ||
+ | |||
+ | 3ds Max起動時に表示されるエラー。「OK」ボタンをクリックしても製品を起動することができない。 | ||
+ | 3ds Maxの初期設定をリセットすることでエラーを回避することができる。Autodesk 3ds Max 2014では、本バグは修正された。 | ||
+ | |||
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===== 3ds Max アーティスト ===== | ===== 3ds Max アーティスト ===== | ||
* [[http:// | * [[http:// | ||
autodesk/3ds_max.txt · 最終更新: 2021/05/04 10:05 by ochiaimitsuo